⑤高岡のお茶会(2)
次に、高岡で開かれている主なお茶会についてご紹介します。高岡では、毎月のようにいろいろな場所で茶会が行われていますが、その中では新聞社が主催するものが一番多いようです。一番歴史のあるものは読売新聞北陸支社主催の「読売茶会」で、昨年までに五七〇回を数えており、各流派が持ち回りで席主を務め年に八回の内四回が高岡市内で開催されています。北日本新聞高岡支社主催は「北日本かたかご茶会」で年間七回開催されています。もう一つは臨済宗国泰寺派総本山国泰寺で開かれている月釜で、どちらも各流派の師匠が持ち回りで席主を務めています。
今年は高岡開町四〇〇年ということで、富山新聞社主催の第一五回目の高岡茶会が四月一九~二〇日に主会場を瑞龍寺で開催されることになっています。内容は、裏千家淡交会高岡支部・表千家同門会富山県支部・古儀茶道藪内流竹風会高岡支部・皇風煎茶禮式高岡高榮会の四流派の団体が席を設ける予定です。因みに、昨年の高岡茶会には二日間で延べ四千人が参加したということです。
同じく開町四百年記念の北日本かたかご茶会主催「たかおか大茶会」が昨年五月に続き、今年は九月六日に予定されています。会場は瑞龍寺、射水神社、ホテルニューオータニ高岡で、内容は、裏千家淡交会・表千家立好会・古儀茶道藪内流竹風会高岡支部・皇風煎茶禮式の四流派が五席を設ける予定となっています。機会がありましたら是非高岡まで足をのばしてみられたら如何でしょうか。
この他にも「高岡市芸術祭茶会」「前田利長公顕彰祭茶会」「茶筅供養茶会」「高岡大仏花まつり茶会」「納涼七夕茶会」「利休忌無限忌茶会」「射水神社呈茶会」など、いろいろな行事に併せてお茶会が催されていますし、各流派や教室ごとのお茶会も頻繁に開かれています。